DRAKE TR-7の修理、レストア、改造についてまとめてみました。参考にさせて頂いた Ronald Baker / WB4HFN さんにお許しを頂き彼のサイトから1部データや写真をお借りしました。 http://www.wb4hfn.com/DRAKE/DrakePageHome.htm

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レストア・修理失敗事例

よく動いているのだったら下手に触らない方が良いと言われますがそれではレストアになりません、組上げて動かないのには必ず原因があります、私がミスした事例をご参考に。

事例1

 

eBayで購入した動かないとされていた3号機ですがデジタル表示が色の薄いところがありましたのでカウンターボードを外してハンダ付けをやり直しセットすると表示はなおったのですがバンド切り替えができません、最初はメインダイヤルに反応がありますがバンドスイッチを動かすと、14MHZまでは左側の表示になり21MHZはら上では右側の表示になったままダイヤルを動かしても変化しません。4日ほど悩みましたが原因がわかりました。(この現象は1号機でもありました)
カウンターボードをセットするときに手前にあるDigital Boardが動いてしまい差し込むカウンターボードのピンが1つずれてしまうのが原因でした。
これでバンド切り替えも上手くいき送受信ができるようになりましたがSメーターの表示や送信Powerなどまだまだ修理が必要です。

 

事例2

パーツ取り用に購入した3号機(前期型)ですが受信、送信とも感度が悪い、Powerが出ないなどありますが動きますので修理することにしました。2号機(後期型)と基板を入れ替えてどこが悪いのか特定いたします。
Upconverter Boardを交換すると問題なく動くことが分かりました、ところがこのボードはカウンターボードの下に入っており作動させてのチェックができません、eBayに中古のボードがありましたので交換してみることとし購入しました。
さて2号機をもとに戻すためボードを差し込んで電源をいれると受信はできますが送信のPOWERがまったく出ません、しばらく悩みましたが分かりました。
2nd Mixer Board を差し込むときにマザーボードから出ている正面から見て一番左側のピンが曲がってしまい差ってなかったのが原因でした。
事例1もそうですがボードを差し込むときには十分な注意が必要です、差し込んだあとLEDライトなどでよく確認しましょう。


 


 
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