CASE

無線機やAMP、電源を作るときに好きな大きさにできる自作ケースはいかがでしょうか?私の場合をご紹介いたします。まずは今までに製作したケースをご紹介します。
150725
150729
こちらはSSPA(ソリッドステートパワーアンプ)用の電源です、フロントパネル、底板3mm、バックパネル、上部パネル、サイドパネル2mmアルミですコーナーには15X15X3mmのアングルを使用しました。3mm以下ですとタップを立ててもちょっとたよりないのですがビスナットで絞めるのでしたら問題ありません。
160321-1
こちらは2mリニアアンプです、パネルの厚みなどは電源と一緒です。全面パネルのエッジは少し丸みをつけています。
160503-1
プリンターでシールを作って完成です。 全面パネルを厚くするとそれなりに質感がでて良いのですが加工が大変になりますので3mmとしました。では新たにAPMのケースを作ってみます。
まずアルミ板の発注ですが最近は希望の厚さの板を希望の大きさに切断してくれるサービスがあります。” こちら
ケ-スの大きさは幅350高さ170奥行305mmです、注文は
底板     350X300X3mm 1944円
全面パネル  350X170X3mm 1080円
バックパネル 350X170X2mm 864円
サイドパネル 165X300X2mm 648X2=1296円
上部パネル  350X300X2mm 1296円
コーナーを繋ぐ材料は今回10X10X4000のむくの角棒を使用しました1960円、発注はこちらから
合計8440円(2016/05/23の値段)安いのか高いのか?? では製作に、まずコーナーに入れる角棒を切り出します。
160523-1
次にサイドパネルに角棒を固定します。
160523-2
160523-3
ボール盤はなくてもできますが精度を出すのが大変かも、タップはドリルドライバ-に取り付けて使用タップを切るときには専用油をつけてます。今回は下穴2.5mmは10mm角棒を貫通してますのでタップたては簡単でした、カスが下に落ちるため。
160523-4
160523-5
あとは根気です、組立てるのにほぼ1日かかりました、気分は町工場です。
組み立て精度は下記写真の通り、側面です,ポンチで印をつけてボール盤で穴を開けるのですがなかなか思ったところに開きません、数をこなすしかないようです、アルミ板の穴を大きくしたりヤスリで広げたりすることで何とかごまかしています。何か治具を作ると良いかもしれません。
160523-7
ほぼ完成。
160523-8
160523-9
この後前面パネル(3mm厚)のエッジにアールを付け塗装をして完成ですがその前に穴あけがあります、メーターやFANの穴あけこれがまた大変です、昔のシャシー加工を思い出します。(塗装してあるように見える上の板は保護シールです、板を購入したときに付いているものです)
メーターの穴あけを残してほぼ終わりました。
塗装です、ペーパーでこすり脂分をシンナーでふき取りプライマースプレーを2回、アクリル塗料のスプレー2回で完成です。
430MHzの500Wリニアーアンプです、あとは配線です。2mのアンプと同じデザインで作りました、最近パネルメーターが売ってないのですがAMAZONなどに中国製が出ています、多少時間がかかりますが郵便で中国から送られてきます、値段は1000円前後で安いです、精度は分かりませんがそれほど狂っているようすもないので目安だと割り切っています。 ケースから作ると出来上がったときにはなかなか良いものです。(自己満足)
このシリーズ4台目のケース製作、リニアーアンプ用です。(2017/07/08) ケースの塗装UPDATE 2018/05/06

2番は今までのプライマーですシールを貼って剥がすと塗装もはがれましたが1番のプライマー「ミチャクロン」を使用した場合は剥がれません。写真の右側のシリコンオフは塗装前に油や汚れを落とすために使います。
プリント基板で作った小型ケース   プリント基板を刻んでハンダ付けでケースを作ってみました、塗装すると見栄えも良く十分です。コツは切り出しの精度のようです、ヤスリで簡単に削れますが、角は少しまるみを付けて見ました。塗装はミチャクロンとアクリルのスプレーです。 次回は全面パネルをアルミにし他をプリント板でハイブリットケースを作ってみます。(2019/04/25)