Stub Filter完成(スタブフィルター実験#4)
2mも作り完成です、このスタブフィルターは山梨シャックのEME500W検査のスプリアス70dbをクリアーするために必要です。
スタブフィルターはHFのコンテストなどで同時に色々な周波数で運用するときに7,14,21,28MHzなど倍数関係にあるとき、下のBandの影響(高調波)を軽減するために使われています。最近は聞きませんがTVIの除去にも、もちろんリニアアンプの高調波低減にもつかわれいます。HFではM型のT字型コネクター(どこで売っているのか知りませんが)を送信ケーブルの途中に付けTの足にあたるところに軽減したい周波数の1/4λのケーブルを先端Openで取り付けて使用します。
ケースは両面基板で簡単に製作、裏蓋は空けることもないのでハンダ付けです、シールを作りクリアーで塗装しました。セミリジットは短縮率0.7からスタート、スペアナを見ながら少しずつ(5mmから1mm程度)つめていきます、最後の微調整は芯線をハンダ付けするところの長さで出来ます。短縮率は周波数が高くなると小さくなります1296MHzでは52%でした。
UVHF帯のスタブフィルターのケーブルの長さは非常にクリチカルなのでTG付スペアナがないと製作は難しいと思います。
コネクターとコネクターをつないでいるセミリジットケーブルがフニャフニャと曲がっていますが意味はなくジャンクのリジットケーブルを使用したためです。
2mのデータです。75cmは昨日の記事にあります。
144.2MHz 1dbぐらいのロスがありますね、前後は無いのにここだけ、日ごろの行いが悪いか?↑
2倍の188.4MHz -44db ↑
3倍の432.6MHz -44db ↑
1.5Gまでのフルスパンです、左の2つが144.2MHZの2倍3倍です。 ↑
外観は商品化出来るレベルですね。いや~凄い出来映えですね。
Takadaさん
コメントありがとうございました、問題は実際に取り付けたときにどうかです。フィルターは写真写りが良いだけです。